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糸魚川ユネスコ世界ジオパーク特集!【5】
2017/07/28
それでは、糸魚川ユネスコ世界ジオパーク特集!第5弾
【5.今井ジオサイト】フォッサマグナができたころの地層と岩石
西側の塩の道が通り、虫川の関所跡、不動滝、メノウ産出地などがあります。糸魚川-静岡構造線の西側に位置する姫川河口左岸部にあたります。

1)不動滝(ふどうたき)
高さ70m、3段になり豪快に流れ落ちる滝。滝は三方を山々に囲まれた林の中にあり、真夏でも肌寒いほどです。滝壷の前の大岩の上には水神社が祀られ、高竜神を祭神としています。
昔から滝を汚すと竜が大雨を降らすという伝説が伝わっています。春には雪解けで水量が増えて迫力満点です。滝の周辺には公園や遊歩道、キャンプ場が整備されています。

2)虫川関所跡(むしかわせきしゃあと)
虫川関所跡は「塩の道」の西回り、姫川支流の虫川沿いに開けた虫川集落にあります。上杉謙信公から出された五ヶ条からなる法度などから、遅くとも1574(天正2)年までに設置されていたと考えられています。

3)西回り塩の道
「塩の道」はかつて信州(松本)まで、塩や海産物など生活物資を運んだ古道で「松本街道」とも呼ばれています。姫川の渡りが困難であったため「塩の道」には「大野-中山峠-根知-山口」を通る東回りと「田海-岩木-虫川-大所」を通り小谷村で合流する西回りがありました。今井ジオサイトを中心に歩く西回りも高所からの展望・風景が魅力的なコースです。

4)須沢水芭蕉(すざわみずばしょう)
須沢集落南側の山裾にあるこのミズバショウの群生は、標高約5m、海岸からは約1kmに位置し、全国的にも標高の低い自生地です。約5000株が開花する3月中旬から4月中旬が見頃、若々しい緑と真白の仏焔苞(ぶつえんほう)のコントラストが美しく、かわいらしい姿に癒されます。

糸魚川世界ジオパークを巡った後は、ホテル國富アネックスの開放的な露天風呂で旅の疲れを癒していただき、レストラン『ラ・パレット』で地元五蔵の地酒とお料理を、ご堪能くださいませ。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。